2018年09月11日

元外野の適性D 体力・スタミナ

➡D体力・スタミナがある。

※「元外野って守備の必要がなく味方がオーハイしているときに休めるから、楽なんじゃないですか」と、言われたことはない。(笑)ないけど、思った方は多いと思う。実際私がそうだった。だから元外野にさほどの体力は必要ないと。

とんでもない、大間違いだった。5分間元外野で子供たちと試合して分かった。キツイ。
私も中学時代には持久走で負け知らず、歴代7位くらいに入っていて毎年廊下に貼り出された。高校ではバスケで鍛えて、今では山笠で、走れる男として定評がある(らしい)。

どうでもいいことを自慢してしまったが、要は、元外野は体力が要る、ということ。
縦横斜め、縦横無尽に走り回れる体力とスピード。状況判断して頭を使って動く必要から余計に疲れる。一日投げ続けるには、足腰を鍛えておかねば手投げになり、肩を壊したりする。
内野アタッカーも同様だが、疲れても試合中代わりがいるし、通常一人で投げ続けるわけではない。外野は誰も頼れない。味方の守備の最中も次のことを考えて動かないと、同じ場所にいては読まれる。パスカが来ればかわす。

「外野はかかとを浮かせておかねばならない」と言われるゆえんだ。

私はむしろ、体力スタミナという表現ではなく「フットワーク力」と言う方がしっくり来るが。表現の違いであり、言わんとすることは同じ。ですが、鍛え方が異なるかと思われるので、元外野に相応しいと思われる練習メニューをご紹介します。


☆元外野の適性を伸ばす体力・スタミナ・フットワーク作り

・ラダー
およそどのスポーツでも取り入れられているアスリート必須のトレーニングメソッド・ラダー。勝山でも各種取り入れている。ドッジは細かなフットワークを要するからだ。キャッチはもちろん俊敏なターンに必要。

そして元外野は、別項で詳述したように、逸れた球をスムーズにさばくために必要。ラダーの動きは「ちょこちょこ動き」と言って細かな足さばきで微調整する元外野のパス回しに有効なトレーニングだ。

だがそれだけではスタミナはつかないので、「ラダッシュ」と称してラダーの後、ダッシュさせている。ミニハードルも加えて走力アップも図っている。

・サイドステップ
縦のステップに必要はメソッドは前項で書いたので、ここでは左右のステップワークを素早くするトレーニング。いわゆる反復横跳び。
記録を毎回図ると励みになり、モチベーションも上がる。学校と同じ20秒(確か)にセットしたら体力テスト向上と全国平均との比較も可能。

元外野は、とにかく左右に動く。サイドステップは必須の科目だ。

・サイドジャンプ
左右ジグザグにジャンプし、前へ進む。両手を拡げてジャンプを助けるのがコツ。
やらせてみると、左右に歩いてるとしか思えないぎこちない動きをしている子がいる。本人はジャンプしているつもりなのだが、両手の使い方が分かっていないので、飛べないのだ。
そこを指摘すると段々と飛距離が伸びて、リズムも良くなった。
今時の子は、木登り、自然の中でのおにご、沢登りなどをしないのか、危険と隣り合わせの中に様々な体の動き、身のこなしを自然と学んでいくものだが、色々な動きをトレーニングとしてさせないと、自分の体の動かし方が分かっていない様子に気が付く。
話が逸れたので別の項で扱いマス。
サイドジャンプは、下半身の力を上半身に伝える、という投球動作に不可欠な筋肉の働きや投球に必要なリズム感を養う効果があると思います。

・坂ダッシュ
ここでようやくスタミナ作りに直結するメニューの登場。練習会場の学校の横にちょうど良い坂があり、通学に使うだけで車の通らない安全な直線の坂がある。
この「コース」を使い、タイムを競っている。(早い子で30秒弱)

コンクリートの部分と階段部分が混ざっていて、適度に足の使い方も習得できる。
(歩幅の調整など)腕を強く大きく振らないと階段を駆け上がれないので、正しい走り方も指導している。
その走り方がボールに力を伝える事に大きく関係している。脚力のない子はどうしても助走の力で飛ばそうとする。けれども早く遠くに飛ばすためには実は、ほとんど意味がない。助走が長いほど飛ばせる、と錯覚しているだけだ。
しかし一歩二歩の助走は、勢いを生む。そこで瞬発力・脚力が重要となる。

元外野は縦3メートル以内で助走しなければならない。助走というには短く、実際にはワンステップがやっと。その2メートル程度でスピードを加速するのは容易ではない瞬発力を要する。
時にはノーステップで返す、決める、という場面も多く、腰をきゅっと短く回転させ、ボールに威力を伝える為に、強い足腰が求められるのだ。

それゆえ走る力が元外野には求められるわけだが、とりわけ坂ダッシュは非常に有効な元外野育成メニューだと確信している。
過去10年分の歴代記録もあるので、実力も測れ楽しい。歴代トップは、中学陸上でハードル走で中国ブロック大会に進出し、役場に大きく張り出され表彰された。

・K作戦用のシャドー(Kシャドー)
K作戦とは、勝山の作戦名。(ですので詳細はヒ・ミ・ツ)
サイドへの動き方と投げる動作を、ボールなしでシャドウイングするトレーニング方法。
審判の研修でも、シャドウイングは最も重要視される。試合中焦ってもてんぱっても、身体が正しい動作を記憶していれば、頭が真っ白でも体が反応してくれる。
そういう意味であろう。

私などは、B級受験のために広い芝生のある公園で夜な夜な笛を吹き、シャドウイングの練習を行ったものだ。(警察が来て「苦情が出ています」と注意を受け止めましたが。)シャドーの試験は思い出したくもない嫌な空気だ。
緊張するなんてもんじゃない。「アウトのコールと笛、はい、お願いします」との試験官の声で、足がすくんで震えたのを覚えている。
たかがアウト一つの動作をするだけであがってしまうのだ。してそういう時はやはり減点だった。(大石さん、身体が開いて、親指も閉じてなかったです)と。

あー落ちた瞬間だな、と。4回目の試験の際、連続複合動作では、あれほど練習したアシストキャッチ不成立のシャドー。完璧なはずなのに減点だった。なぜ?(何度も試験官に、もう一度言って下さい、と聞いたのが印象悪く、まずかったのかな)いや違う、支配権指示を間違ったそうな。(まじかよ。。)と、まさかの大減点。(あ、それで、試験官は『いいんですか』と念を押したわけだ。(あーあれは、間違ってますよ、というサインだったのか。リプレイすれば良かった。。)

それくらい緊張すると、いつも出来ていることが出来なくなるものです。
体力作りから話題が逸れてしまったが、決まった動作を繰り返すのは、スポーツの向上に不可欠です。
正しい走り方が出来ないのに、正しい投球フォームは出来ない。教えてもすぐバラバラになる。これが持論です。

スタミナ切れになるとミスしやすい。集中力も衰える。だから走り込みで体力をつけるのは、複雑な戦術を駆使するボールゲームほど必要な練習なのです。
地味な走り込みは小学生には持続性がないので、作戦に必要な動作を繰り返すことで暗に、脚力を付ける、という試みも行っています。


記録会形式にしたり、サーキットにしたり、あの手この手で飽きさせない工夫も小学生には必要だと思います。
全国常連チームには必要ないのかもしれませんが。でも高校野球で有名な柳川高校のテニス部は枠を作っておにごっこをさせると聞きました。あるサッカーコーチは、「アスリートを育成するのに走ることは重要なのは言うまでもありませんが、子供たちをやる気にさせるために記録を測ることは重要です。
誰かではなく過去の自分と比較して成長を確認できる。地味な体力作りにはそうした『モチベ―ション管理』が不可欠です」。と記者のインタビューで答えていました。

(つづく)
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元外野の適性C‐2;ハンドリング

タイトルが長いので省略します。元外野シリーズはまだまだ続きます!
キャッチ力の範囲として、ハンドキャッチ能力は、元外野に不可欠、という事を書きましたが、同じCキャッチ力の中でもう一つ、ボールの扱いに長けている事を挙げ、解説していきます。

◎ボールハンドリング能力に長けた選手は、元外野に適任

➡強いパスでもファンブルしたりこぼさない。とあります。
※その通りと思いますが、強いパス、を「どんなパスでも」、と置き換えるとルールブックに適合します。

第801条 A
床に接している(転がっている)または静止しているインプレイ状態のボールを、プレイヤーが手で拾い上げ、かつそれを確実に保持する行為であり、同時に意識してボールを扱う事(意図的なボールコントロール)が可能な状態に至ったと審判員が判断した(見極めた)とき。

このAの定義を元外野の適性に当てはめると、内野から当てたボールが転がってきたら即座にアタックに行ける処理能力を表している、とも読み取れます。
転がっているボールを素早く拾い上げ、かつそれを確実に保持し、意図的なボールコントロールが可能な状態、すなわち素早いテイクバックに持って行ける能力です。

あるいは、逸れたワンバンボールをさばくフットワーク&ハンドキャッチ能力。
足元にショートバウンドで食い込むような取りづらい球を平気で処理して返す。
俊敏性・手先の器用さ(ボールコントロール)に加え、低く伸びる球をさばくのは、ひざの柔軟性も重要な要素です。
ひざの柔軟性を元外野の適性に加えている監督はレア?かと思いますが、ある程度のキャッチ力を適性に上げるということは、そういう事まで含まれる、と考えてよいでしょう。キャッチは膝や股関節の柔らかさが重要ですので。


☆どんなパスでもファンブルしない練習方法。

あります。先ずは初心者向けにお話しします。

・八の字、お腹廻し、ボール渡しなど。
遊びの要素が強いですが、足の周りをぐるぐると両手を使って回す。反対廻りも。
続いて八の字(勝山では、メビウスと呼んでいる)。たいがいは、あっちこっちボールが散らかります(笑)。中には懸命に足にボールをくっ付けてよっこらしょと回してはぽたっと落とします。

お腹廻しなど、遠心力でどこに飛んでいくか分かりません、危ないです(笑)。二人一組で背中合わせになり、右から渡して「はいどうぞ」。次に反対、次は頭越しに、はい、股を通して、と展開するうちにあちこちにボールが散らかって。

そのくらい初心者はボールの扱いが難しいものです。が、段々と上手になって高速回しができるようになります。
そうなると、ファンブルしなくなり、落としてもその後の処置が早くなります。
私はバスケット出身ですので、こうしたボールハンドリング練習でどのような効果が表れるか分かっているので、元外野育成としても有効だと判断しました。
実際中学でドッジからバスケ部に入ってガードをさせたらドリブルが上手で直ぐにレギュラーになったという話も聞きました。

・バレーパス 指先の感覚を鍛える
投げ方の項で詳しく書いているので省略します。膝の使い方がカギです。

・ジャンプ(ワンタッチ用)
アップの時、左右交互に肘をいっぱいに伸ばしてジャンプする。ワンタッチ場面を意識させる。(どうしても曲げたまま直ぐに肘を下ろす子が出てくるので注意)

次、応用編です。基本の投球モーションが出来た元外野経験者向きです。

・いじわるパス (フォームの固まった上級者用)
コーチが一人にわざといじわるなパスを出します。だから、いじわるパス。
わざと左右に散らしてパスを出す。ショートバウンドや高く逸れたパスも織り交ぜる。その中には鋭いストライクパスも出す。
その全てを、タンタタンで返す。ストライクはノーステップ・クイックで打つ。
(タンタタンで返すとは、勝山用語で、リズムのいい流れるような投球動作のことで、右利きは左足で取る。詳しくは投げ方参照)

元外野とは逸れた球を文句も言わず、ストレートに返す技能とメンタルを要求されます。内野アタッカーはお構いなしに、当てに行くわけです。自分のいる場所に投げるとは限りません。コースが逸れて当たり前です。パスカットをかわしながら処理しなければならない事も多く、態勢が崩れやすい、でも早く投げねばならない、フォームも乱れやすい。でも、ストライクを投げ続けること。

そんな悪条件の中でもアタッカーに決めてもらうための正確なパスを出し続ける。そのための散らし練習です。

・Zパス (基本のフォームがほぼ出来た中級者用)
二人一組で、左右交互に1メートルほど逸れたパスを出し合う。それをステップワークでさばき、丁寧にZ方向かその逆にパスを出す。片手で投げてもらう方向を指し示すと投げやすい。
わざと反対に出すのではなく、きちんと交互に出すルールで逸れてもフォームを崩さず、相手に真っ直ぐステップし足のつま先を向ける、などフォームチェックしながら丁寧に行う。

などファンブルしないための意図的なボールコントロール能力は、元外野育成として重視しているので、色々あります。
例えば、
・横向きパス (初心者用)
普通のパス練習ですが、ハンドキャッチに構えて、逸れたら(たいがい初心者は逸れる)横を向いて取らずに、ボールに対して正対して取る。ちょっとだけサイドステップして、身体の中心線で取る。取ったら1秒動かず、横を向いてないか、体全体がしっかり正対しているかチェックする。そもそも強いパスでもぶれずにぱさっと指先で取っているか。丁寧に確認し、それから真横を向いて正しいフォームでパスをする。

これ、簡単なようで結構難しいです。助走慣れしている子ほど雑になっている。取って早く投げることを意識しすぎて、手にボールが付いていない状態でアタックに行くような場面を試合中、時折見かけますがハンドリング状態が悪い時は、やり直しをしなければなりません。
だから正確なキャッチの感覚を確かめ味わいながら丁寧にパス練習をする必要があります。

B級受験に行った際、たいがい廿日市ICから平良小にお邪魔するのですが、大変キレイで広いお洒落な構造をしていてカフェにでも訪れた感覚にもなります。が、そんな余裕も試験が始まると地獄の緊張に代わるわけです(笑)。それはともかくとして、弾丸キャッチャーズさんがキャッチのチームかと思いきやそれだけではなく、パスが正確なので驚きました。一部のアタッカーだけではありません。アップの最中、顔の前に投げて、自然に横を向いてステップせずにまた顔の前に投げる。球筋もきれいなバックスピンがかかっていて真っ直ぐに投げる。ほぼ全員です。

キャッチボールって野球の基本と言いますが、ドッジもそうです。実際は癖のある子も多く矯正に手間取っていますが、毎年強いチームというのは基本がしっかりしているな、とアップだけでうっとりしてしまいました。ちょっと手を抜いたパスを出すだけで怒られている。指導力の差だな、と反省しました。これから実技試験だというのに、ダメですね。根が監督でして、審判心得出来てませんね。

(つづく)

(つづく)
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元外野の適性C‐2;ハンドリング

タイトルが長いので省略します。元外野シリーズはまだまだ続きます!
キャッチ力の範囲として、ハンドキャッチ能力は、元外野に不可欠、という事を書きましたが、同じCキャッチ力の中でもう一つ、ボールの扱いに長けている事を挙げ、解説していきます。

◎ボールハンドリング能力に長けた選手は、元外野に適任

➡強いパスでもファンブルしたりこぼさない。とあります。
※その通りと思いますが、強いパス、を「どんなパスでも」、と置き換えるとルールブックに適合します。

第801条 A
床に接している(転がっている)または静止しているインプレイ状態のボールを、プレイヤーが手で拾い上げ、かつそれを確実に保持する行為であり、同時に意識してボールを扱う事(意図的なボールコントロール)が可能な状態に至ったと審判員が判断した(見極めた)とき。

このAの定義を元外野の適性に当てはめると、内野から当てたボールが転がってきたら即座にアタックに行ける処理能力を表している、とも読み取れます。
転がっているボールを素早く拾い上げ、かつそれを確実に保持し、意図的なボールコントロールが可能な状態、すなわち素早いテイクバックに持って行ける能力です。

あるいは、逸れたワンバンボールをさばくフットワーク&ハンドキャッチ能力。
足元にショートバウンドで食い込むような取りづらい球を平気で処理して返す。
俊敏性・手先の器用さ(ボールコントロール)に加え、低く伸びる球をさばくのは、ひざの柔軟性も重要な要素です。
ひざの柔軟性を元外野の適性に加えている監督はレア?かと思いますが、ある程度のキャッチ力を適性に上げるということは、そういう事まで含まれる、と考えてよいでしょう。キャッチは膝や股関節の柔らかさが重要ですので。


☆どんなパスでもファンブルしない練習方法。

あります。先ずは初心者向けにお話しします。

・八の字、お腹廻し、ボール渡しなど。
遊びの要素が強いですが、足の周りをぐるぐると両手を使って回す。反対廻りも。
続いて八の字(勝山では、メビウスと呼んでいる)。たいがいは、あっちこっちボールが散らかります(笑)。中には懸命に足にボールをくっ付けてよっこらしょと回してはぽたっと落とします。

お腹廻しなど、遠心力でどこに飛んでいくか分かりません、危ないです(笑)。二人一組で背中合わせになり、右から渡して「はいどうぞ」。次に反対、次は頭越しに、はい、股を通して、と展開するうちにあちこちにボールが散らかって。

そのくらい初心者はボールの扱いが難しいものです。が、段々と上手になって高速回しができるようになります。
そうなると、ファンブルしなくなり、落としてもその後の処置が早くなります。
私はバスケット出身ですので、こうしたボールハンドリング練習でどのような効果が表れるか分かっているので、元外野育成としても有効だと判断しました。
実際中学でドッジからバスケ部に入ってガードをさせたらドリブルが上手で直ぐにレギュラーになったという話も聞きました。

・バレーパス 指先の感覚を鍛える
投げ方の項で詳しく書いているので省略します。膝の使い方がカギです。

・ジャンプ(ワンタッチ用)
アップの時、左右交互に肘をいっぱいに伸ばしてジャンプする。ワンタッチ場面を意識させる。(どうしても曲げたまま直ぐに肘を下ろす子が出てくるので注意)

次、応用編です。基本の投球モーションが出来た元外野経験者向きです。

・いじわるパス (フォームの固まった上級者用)
コーチが一人にわざといじわるなパスを出します。だから、いじわるパス。
わざと左右に散らしてパスを出す。ショートバウンドや高く逸れたパスも織り交ぜる。その中には鋭いストライクパスも出す。
その全てを、タンタタンで返す。ストライクはノーステップ・クイックで打つ。
(タンタタンで返すとは、勝山用語で、リズムのいい流れるような投球動作のことで、右利きは左足で取る。詳しくは投げ方参照)

元外野とは逸れた球を文句も言わず、ストレートに返す技能とメンタルを要求されます。内野アタッカーはお構いなしに、当てに行くわけです。自分のいる場所に投げるとは限りません。コースが逸れて当たり前です。パスカットをかわしながら処理しなければならない事も多く、態勢が崩れやすい、でも早く投げねばならない、フォームも乱れやすい。でも、ストライクを投げ続けること。

そんな悪条件の中でもアタッカーに決めてもらうための正確なパスを出し続ける。そのための散らし練習です。

・Zパス (基本のフォームがほぼ出来た中級者用)
二人一組で、左右交互に1メートルほど逸れたパスを出し合う。それをステップワークでさばき、丁寧にZ方向かその逆にパスを出す。片手で投げてもらう方向を指し示すと投げやすい。
わざと反対に出すのではなく、きちんと交互に出すルールで逸れてもフォームを崩さず、相手に真っ直ぐステップし足のつま先を向ける、などフォームチェックしながら丁寧に行う。

などファンブルしないための意図的なボールコントロール能力は、元外野育成として重視しているので、色々あります。
例えば、
・横向きパス (初心者用)
普通のパス練習ですが、ハンドキャッチに構えて、逸れたら(たいがい初心者は逸れる)横を向いて取らずに、ボールに対して正対して取る。ちょっとだけサイドステップして、身体の中心線で取る。取ったら1秒動かず、横を向いてないか、体全体がしっかり正対しているかチェックする。そもそも強いパスでもぶれずにぱさっと指先で取っているか。丁寧に確認し、それから真横を向いて正しいフォームでパスをする。

これ、簡単なようで結構難しいです。助走慣れしている子ほど雑になっている。取って早く投げることを意識しすぎて、手にボールが付いていない状態でアタックに行くような場面を試合中、時折見かけますがハンドリング状態が悪い時は、やり直しをしなければなりません。
だから正確なキャッチの感覚を確かめ味わいながら丁寧にパス練習をする必要があります。

B級受験に行った際、たいがい廿日市ICから平良小にお邪魔するのですが、大変キレイで広いお洒落な構造をしていてカフェにでも訪れた感覚にもなります。が、そんな余裕も試験が始まると地獄の緊張に代わるわけです(笑)。それはともかくとして、弾丸キャッチャーズさんがキャッチのチームかと思いきやそれだけではなく、パスが正確なので驚きました。一部のアタッカーだけではありません。アップの最中、顔の前に投げて、自然に横を向いてステップせずにまた顔の前に投げる。球筋もきれいなバックスピンがかかっていて真っ直ぐに投げる。ほぼ全員です。

キャッチボールって野球の基本と言いますが、ドッジもそうです。実際は癖のある子も多く矯正に手間取っていますが、毎年強いチームというのは基本がしっかりしているな、とアップだけでうっとりしてしまいました。ちょっと手を抜いたパスを出すだけで怒られている。指導力の差だな、と反省しました。これから実技試験だというのに、ダメですね。根が監督でして、審判心得出来てませんね。

(つづく)

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元外野の適性C‐2;ハンドリング

タイトルが長いので省略します。元外野シリーズはまだまだ続きます!
キャッチ力の範囲として、ハンドキャッチ能力は、元外野に不可欠、という事を書きましたが、同じCキャッチ力の中でもう一つ、ボールの扱いに長けている事を挙げ、解説していきます。

◎ボールハンドリング能力に長けた選手は、元外野に適任

➡強いパスでもファンブルしたりこぼさない。とあります。
※その通りと思いますが、強いパス、を「どんなパスでも」、と置き換えるとルールブックに適合します。

第801条 A
床に接している(転がっている)または静止しているインプレイ状態のボールを、プレイヤーが手で拾い上げ、かつそれを確実に保持する行為であり、同時に意識してボールを扱う事(意図的なボールコントロール)が可能な状態に至ったと審判員が判断した(見極めた)とき。

このAの定義を元外野の適性に当てはめると、内野から当てたボールが転がってきたら即座にアタックに行ける処理能力を表している、とも読み取れます。
転がっているボールを素早く拾い上げ、かつそれを確実に保持し、意図的なボールコントロールが可能な状態、すなわち素早いテイクバックに持って行ける能力です。

あるいは、逸れたワンバンボールをさばくフットワーク&ハンドキャッチ能力。
足元にショートバウンドで食い込むような取りづらい球を平気で処理して返す。
俊敏性・手先の器用さ(ボールコントロール)に加え、低く伸びる球をさばくのは、ひざの柔軟性も重要な要素です。
ひざの柔軟性を元外野の適性に加えている監督はレア?かと思いますが、ある程度のキャッチ力を適性に上げるということは、そういう事まで含まれる、と考えてよいでしょう。キャッチは膝や股関節の柔らかさが重要ですので。


☆どんなパスでもファンブルしない練習方法。

あります。先ずは初心者向けにお話しします。

・八の字、お腹廻し、ボール渡しなど。
遊びの要素が強いですが、足の周りをぐるぐると両手を使って回す。反対廻りも。
続いて八の字(勝山では、メビウスと呼んでいる)。たいがいは、あっちこっちボールが散らかります(笑)。中には懸命に足にボールをくっ付けてよっこらしょと回してはぽたっと落とします。

お腹廻しなど、遠心力でどこに飛んでいくか分かりません、危ないです(笑)。二人一組で背中合わせになり、右から渡して「はいどうぞ」。次に反対、次は頭越しに、はい、股を通して、と展開するうちにあちこちにボールが散らかって。

そのくらい初心者はボールの扱いが難しいものです。が、段々と上手になって高速回しができるようになります。
そうなると、ファンブルしなくなり、落としてもその後の処置が早くなります。
私はバスケット出身ですので、こうしたボールハンドリング練習でどのような効果が表れるか分かっているので、元外野育成としても有効だと判断しました。
実際中学でドッジからバスケ部に入ってガードをさせたらドリブルが上手で直ぐにレギュラーになったという話も聞きました。

・バレーパス 指先の感覚を鍛える
投げ方の項で詳しく書いているので省略します。膝の使い方がカギです。

・ジャンプ(ワンタッチ用)
アップの時、左右交互に肘をいっぱいに伸ばしてジャンプする。ワンタッチ場面を意識させる。(どうしても曲げたまま直ぐに肘を下ろす子が出てくるので注意)

次、応用編です。基本の投球モーションが出来た元外野経験者向きです。

・いじわるパス (フォームの固まった上級者用)
コーチが一人にわざといじわるなパスを出します。だから、いじわるパス。
わざと左右に散らしてパスを出す。ショートバウンドや高く逸れたパスも織り交ぜる。その中には鋭いストライクパスも出す。
その全てを、タンタタンで返す。ストライクはノーステップ・クイックで打つ。
(タンタタンで返すとは、勝山用語で、リズムのいい流れるような投球動作のことで、右利きは左足で取る。詳しくは投げ方参照)

元外野とは逸れた球を文句も言わず、ストレートに返す技能とメンタルを要求されます。内野アタッカーはお構いなしに、当てに行くわけです。自分のいる場所に投げるとは限りません。コースが逸れて当たり前です。パスカットをかわしながら処理しなければならない事も多く、態勢が崩れやすい、でも早く投げねばならない、フォームも乱れやすい。でも、ストライクを投げ続けること。

そんな悪条件の中でもアタッカーに決めてもらうための正確なパスを出し続ける。そのための散らし練習です。

・Zパス (基本のフォームがほぼ出来た中級者用)
二人一組で、左右交互に1メートルほど逸れたパスを出し合う。それをステップワークでさばき、丁寧にZ方向かその逆にパスを出す。片手で投げてもらう方向を指し示すと投げやすい。
わざと反対に出すのではなく、きちんと交互に出すルールで逸れてもフォームを崩さず、相手に真っ直ぐステップし足のつま先を向ける、などフォームチェックしながら丁寧に行う。

などファンブルしないための意図的なボールコントロール能力は、元外野育成として重視しているので、色々あります。
例えば、
・横向きパス (初心者用)
普通のパス練習ですが、ハンドキャッチに構えて、逸れたら(たいがい初心者は逸れる)横を向いて取らずに、ボールに対して正対して取る。ちょっとだけサイドステップして、身体の中心線で取る。取ったら1秒動かず、横を向いてないか、体全体がしっかり正対しているかチェックする。そもそも強いパスでもぶれずにぱさっと指先で取っているか。丁寧に確認し、それから真横を向いて正しいフォームでパスをする。

これ、簡単なようで結構難しいです。助走慣れしている子ほど雑になっている。取って早く投げることを意識しすぎて、手にボールが付いていない状態でアタックに行くような場面を試合中、時折見かけますがハンドリング状態が悪い時は、やり直しをしなければなりません。
だから正確なキャッチの感覚を確かめ味わいながら丁寧にパス練習をする必要があります。

B級受験に行った際、たいがい廿日市ICから平良小にお邪魔するのですが、大変キレイで広いお洒落な構造をしていてカフェにでも訪れた感覚にもなります。が、そんな余裕も試験が始まると地獄の緊張に代わるわけです(笑)。それはともかくとして、弾丸キャッチャーズさんがキャッチのチームかと思いきやそれだけではなく、パスが正確なので驚きました。一部のアタッカーだけではありません。アップの最中、顔の前に投げて、自然に横を向いてステップせずにまた顔の前に投げる。球筋もきれいなバックスピンがかかっていて真っ直ぐに投げる。ほぼ全員です。

キャッチボールって野球の基本と言いますが、ドッジもそうです。実際は癖のある子も多く矯正に手間取っていますが、毎年強いチームというのは基本がしっかりしているな、とアップだけでうっとりしてしまいました。ちょっと手を抜いたパスを出すだけで怒られている。指導力の差だな、と反省しました。これから実技試験だというのに、ダメですね。根が監督でして、審判心得出来てませんね。

(つづく)

(つづく)
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元外野の適性及び基本動作Cキャッチ力

C最低限のキャッチ力がある。
➡強いパスでもファンブルしたりこぼさない。
➡内野に入った時に、直ぐに当たらないキャッチ力。

※正にそうですね。当たって直ぐ外野行き、では意味がありません。
よくジュニア世代の入部したての子に多いのですが、キャッチが怖いから元外野がいい、という子がいます。そこまでの素人感覚でなくても、キャッチが苦手だから元外野の方が適性がある、というのは間違っています。

ドッジの基本はキャッチです。それは疑う余地はありません。勝つためにはキャッチ力が一番求められる。それは元外野とて同じことです。
え?だって、外野にはアタックが来ないし、キャッチ力は必要ないのでは?と思われるかもしれません。しかし全国でよく見かけるシーンは、お腹で弾いて相手コートに落ちる場面。10Mの内野エリアを飛び越して元外野をアウトに出来る、凄まじい破壊力です。
それとローカル大会でも起こっているのは、ハンドキャッチで落とす場面。ワンタッチ適用になりますが、チャンスを潰します。

ここでいう元外野の適性は、アタックのキャッチという意味だけではなく、広い意味で、というよりルールブックに準ずるキャッチング能力全般を指します。


〇キャッチをルールブックで紐解く 801条 キャッチ

@空中にあるインプレイ状態のボールを、プレイヤーが直接手または体で受け止め、かつそれを確実に保持する行為。とあります。続いて

意識してボールを扱う事、つまり意図的なボールコントロールが可能な状態に至ったと審判員が判断した(見極めた)とき。と定義されています。つまりハンドキャッチが巧みな選手が、元外野に向いている。と言えるのです。
アタックのキャッチはお腹で取りますから、アタックキャッチのことを、キャッチと呼ぶならこのような定義にはなっていません。

プレイヤーが直接「手または」、とあるのは、ハンドキャッチのことを指し、アタックの来ない外野選手にもキャッチがあることが描かれています。
次に、「かつそれを確実に保持する行為」とは、「落とさない事」です。
ワンタッチでナイスワンタッチ!という子は多いですが、実は私はベンチでイラっと来ています。(どこが、ナイスだ、と)スライディングタッチなどよほどのことがないとナイスとは言えません。

確実に保持した瞬間に「キャッチ」なのです。例えば直ぐ投げようと焦り、目を切ってしまい向かってくるボールの軌道を見誤ってファンブルしたら、それは仮に手に収まろうとも、まだ捕球成立していないのに投球動作に入ってしまった事になります。ナイスワンタッチではなくミスです。

選手が手に取った瞬間にカウントする主審はローカル試合では非常に多いですが、それは間違っています。ルールブックでは、プレイヤーが直接手または体で受け止め、かつそれを確実に保持する行為ですから、落とす可能性のある状態ではまだパスが成立していません。ワンテンポ遅らせてカウントする必要があります。

次に元外野としてのキャッチ力に通じる「ボールを意図的に扱う事」いわゆるボールハンドリングについてみていきます。

(つづく)

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